アフィリエイトの実情

アフィリエイトはパソコンやスマホ・タブレットとネット環境さえあれば、無料のブログサービスなどを利用することで、初期費用はゼロからスタートできるものの、収益化できるまでにはかなりの時間がかかる。

アフィリエイトの種類と相場

一般的なアフィリエイトには大別すると「広告がクリックされて売上になる」ものと「広告商品が購入されて売上になる」ものがある。

クリック単価が高く、最も一般的なのがGoogleが提供している「AdSense」。
金融関係など広告によって単価の高いものはあるが、ユーザーが表示する広告を選択することはできず、サイトの内容とユーザーの閲覧履歴によって広告が表示される。
一般的なクリック単価は20円前後だが、登録時に審査がありサイトの内容が一定水準をクリアしていなければ申請が却下される。

お客様のサイトで複数のポリシー違反が確認されたため、サイトに広告を表示できない状態です。
価値の低い広告枠: コンテンツが存在しない AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページやアプリ、または広告の比率が高すぎるページやアプリには、修正が行われるまで Google 広告が表示されません。これには、広告配信専用のページや、コンテンツが存在しないページやアプリが含まれます。

AdSense ポリシー違反より

サイトのボリュームが少なかったりコンテンツの質が低い、アダルト・ギャンブルなどのコンテンツを含んでいると、AdSenseの審査が通らない。

AdSenseと同様の広告配信サービスで、審査が緩いのが「忍者AdMax」。
表示報酬型広告とクリック報酬型広告が混在しており、手軽にサイトを収益化できる反面、クリック単価は平均すると10円前後で、AdSenseと比較するとクリック率が極端に悪いため、AdSenseの審査が通らない時のつなぎとして利用するのがベター。

AdSenseや忍者AdMaxと異なり、広告を経由して商品が購入された時点で報酬が得られるものには、「A8.net」「リンクシェア」「アフィリエイト Valuecommerce」「Amazonアフィリエイト」などがあり、それぞれ商品代金の1%~の報酬が得られる。

コンテンツの質とPV

AdSenseの場合、平均的なクリック率(ページCTR)は2%前後。
クリック単価を20円で試算した場合、月額10万円を得るためには、25万PVが必要になる。
ただ、あくまでクリック率もクリック単価も平均で、 過去に開設して2年ほどのサイトでは10万PVでも5千円ほどしか稼げない時期もあった。

単純にコンテンツ量に比例してPVが伸びれば楽なのだが、仮に現在300ページで25万PVを稼いでいるとして、1年後に600ページになっていても50万PVになるわけでもない。
コンテンツの内容によっては鮮度が落ちるため、自然とアクセスが低下していくだけでなく、Googleのコアアルゴリズム更新でアクセス数が3割~5割ほど減少することもある。
また、 PVが稼げたからと言っても、ページCTRが低ければ話にならない。

Googleの表示順位は、使用期間の長いドメインが有利だとされており、実際に新規ドメインで開始したサイトは、2~3年後にアクセスが急伸する傾向はあるが、それもコンテンツの質に左右される。
新規サイトを立ち上げた場合、SEOを実施しない限り、結果が出ない状態で辛抱強くコンテンツを作り続けることになり、それが2~3年後に必ず花開くという保障もない。

そのためAdSenseに依存せず、商品購入時に報酬が得られるタイプのアフィリエイトを組み合わせるのが理想的なのだが、コンテンツの内容に関連性の高い商品を掲載しても、商品のクリック率は数%で、そこから更に購入に至るのは限られているため、よほど魅力的なコンテンツを作成しないと売上にならない。
著名なインフルエンサーであれば、CMのためスポンサーの方から商品提供はあるが、そこに至るまでは商品を自腹で購入するか、他のレビューや商品説明などを参考にレビューを捏造することになる。
前者であれば収益よりも経費がかさみ、後者であればサイトの信頼性やオリジナリティが損なわれ、検索順位にも悪影響を及ぼしかねない。

1つのサイトを作って収益化できたら、一定の収入で維持してくれると楽なのだが、現実は非常にシビアだったりする。